吾輩はサラリーマンである。

吾輩はサラリーマンである。今日は昨日より少しでもいい人間になりたい40歳。

眼科へいけ

吾輩はサラリーマンであるが、その昔、けっこうまじめに格闘技をやっていた。その経験から、いま、打撃系格闘技をしている皆さんに言っておきたいことがあるのでここに述べたいと思う。
いつもまじめな小林くんですが、今回は特にまじめな話ですyo!

言っておきたいこと↓

オマエら、定期的に眼科行っとけ!少しでも気になったら眼科行っとけ!たのまあ!


吾輩が格闘技選手を諦めたのは、ボクシングの辰吉選手で有名?な
網膜剥離になったことが大きな原因である。

長くなるが、経緯をお話する。

当時2005年頃、吾輩は都内の格闘技ジムに通っていた。
大学の先輩が開いたジムで、今の格闘技界や当時の他のジムはどうなのかわからないが、その頃はメインの練習といえば12オンスグローブでヘッドギアなしのガチンコのボクシング・レスリング(殴るのと倒すのだけルールの練習)。

週に3回くらいガチスパーしてたし、そのあと飲みに行ったりしていたので、目のダメージも半端なかったと思うし、脳のダメージも自覚があった。
携帯にアドレス登録されている人の名前を見ても、顔が浮かばなかったり、自宅への帰り方を忘れかけたり。
スパーリングで失神した日の夜とか、頭痛くて怖かった。今考えるとコエー!

網膜剥離の自覚症状としては
最初はなんとなく、視界の端に光のようなものが見えたりする程度だった。
だんだんと光が見える頻度が上がり、ある日のスパーリング中に右目にジャブを被弾した瞬間、右目の視界が虹色の泡だらけになった。泡だらけ。吉原か。

こりゃやべーと思いながら、次の日には治っていたので、吾輩は放置してしまった。さすが吾輩。大馬鹿者である。
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その頃、パソコンを使ってのお仕事をしていたのだが、ある時、視界の上のほうに黒いカタマりが見えるようになった。
日に日に、黒いカタマりは大きくなり、視界の上半分が黒くなっていく。

こんな感じ↓
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馬鹿者の吾輩もさすがに焦り、近所眼科へ。
即、大学病院へ行けと。
大学病院行って検査(目の玉にグリグリとレンズを当てられて、メチャクチャしんどい)。
結果、放置するとほぼ確実に失明。すぐに手術しないと視界が回復できなくなると言われる。
怖ッ!と思うでしょうそりゃ。すぐ手術をすることに。
その後、ツラいことを医師に告げられた。
吾輩の症状の場合、目の玉の中のクッションとなる部分をとらないと視界がクリアにならないためクッション部分を除去する必要があると。
衝撃にすごく弱くなるので打撃格闘技なんてダメゼッタイ!と言われてしまった。
失明という言葉の怖さに、心が折れる音をはじめて聞いた。
あの頃は格闘技に人生かけてたので、泣いたなあ…。
迎えた手術の日には、視界の上半分から中心までが真っ黒になってしまっていた。
無事に手術は成功。視力は少し落ちた(近視)けど、今も普通の生活には全く問題ありません。

吾輩の当時の周りのみんなにも、やはり網膜剥離をはじめとする眼疾になったり、視力が極端に落ちたり、ものが常に二重に見えたりしている人がわんさかいる。

今は、また格闘技ができるようになったりできる手術もあるみたいだけどね。

格闘技の世界は厳しいものだが、本当に厳しいのだ。当たり前だけど自己責任だし。たぶんそれは今も変わらないと思う。

頼むぞ。いいから眼科に早くいけ。
網膜剥離になる手前の網膜裂孔の時点なら、レーザーで補強すれば全然問題なく格闘技もできる。(そんな選手いっぱいいる。今も現役のあの有名選手も…)

ボクシング、キック、総合、色々格闘技はあるが

いいから、早めに眼科にいけ。
自覚なくても進行してる場合もあるから一度行っとけ。レーザーで済めばいいじゃん。

あと、ガチスパーの日の夜は飲みに行くな。行くならウーロン茶のめ。

吾輩は単なる40歳のグンマーサラリーマンではあるが、経験者として心からのアドバイス


ちなみに格闘技やったことに後悔は全くありません。
人生をかけてトライした自分を誇れるし
小さな夢だけど後楽園ホールのリングに上がる夢は叶ったし
なにより、当時の仲間に会うことは格闘技イベントの時くらいしかないけど、今も仲間。おそらく一生、仲間。仲間由紀恵。ごくせん。
しかし吾輩はごくせんより、ごくSせんが好き。やはり小池栄子なのだ。
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おあとがよろしいようで。